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手術による合併症

胃がんの術後に起こりやすい合併症の種類を紹介しています。

胃がんの手術で起こる合併症とは

胃がんの手術には、腹腔内膿瘍、膵液漏、創感染、肺塞栓、腸閉塞などの合併症が起こる場合があります。

腹腔内膿瘍

手術時、消化管を縫い合わせたときに、その部分がうまくつながらず、つなぎ目から食物や消化液が漏れ、炎症が起こり、縫合部の周りに膿がたまる症状。痛みや熱が出たり、膿がお腹全体に広がると腹膜炎を起こすことも。

頻度は少ないものの、回復までに時間がかかります。

炎症や感染の具合を確かめ、小さなものなら抗菌薬で治療を行いますが、場合によっては再び開腹して、お腹の中を洗浄する処置などがとられます。

膵液漏

たんぱく質や脂肪を消化するための膵液が、膵臓の表面から漏れ出して、周りの脂肪を溶かしたり感染を起こし、膿がたまってしまう場合があります。ひどくなると、腹腔内膿瘍を起こしたり、腹膜炎の原因になることも。

とくに内臓脂肪の多い男性に起こることが多く、膿が出なくなるまで、1~2カ月ほどかかる場合もあります。

創感染

術後、傷跡が傷んだり、細菌に感染して赤くなったり、腫れたりすること。痛みが強い場合には、痛みどめの薬を使うことができます。

手術の傷の痛みは、時間とともに治まっていきますが、痛みが辛いときには担当医に相談しましょう。

肺塞栓

手術中から術後に、長い時間、身体を動かさないでいると、足の静脈に血の塊(血栓)ができ、それが肺の血管で詰まってしまい、呼吸不全を起こすことがあります。いわゆる、エコノミークラス症候群です。

急な息切れや胸の痛みなどの症状があった場合には注意が必要です。

手術前に、医療用の弾性ストッキングを履いたり、手術中から両足にマッサージ器を装着したりして防ぎます。

合併症予防のため、手術の翌日から動くことを勧められますが、肺塞栓は、術後、歩き始めるときに起こりやすいので、歩き始めの時期について、医師や看護師からの説明をしっかり受けておきましょう。

腸閉塞

手術の後、腸が癒着を起こして、腸の内容物の流れが悪くなり、便やガスが出なくなってしまうこと。お腹の張りや痛み、吐き気などの症状があります。

食事や水分を摂らず、絶食していると自然に治ることがほとんどですが、重度の場合、癒着部分をはがしたり、ねじれを治すなどの手術が必要になることもあります。

血管まで締めつけられると腸が壊死し、穴が開くなど、危険な状態になるので、吐き気や嘔吐、強い腹痛がある場合には、必ず診てもらうようにしましょう。

食べ過ぎると腸閉塞を起こしやすいので、食事は適量を心がけましょう。いずれの合併症が起こった場合でも、すぐに担当医に相談することが大切です。

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参照元サイト:国立がん研究センター がん情報サービス:胃がん

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