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胃がんの治療における免疫療法の現実を知ろう!

自らの免疫機能を活性化して、自己免疫力を高めることで、がん細胞を体内から除去して、症状の緩和や治癒を目指していく免疫療法は、胃がんなどの患者や家族から注目を集めている治療法です。

しかし、免疫療法には医学的に有効性が認められていないものも多く、免疫療法の現実について正しく理解することが大切です。

胃がんと免疫療法の関係性

免疫とは?

免疫とは、簡単に言えば体内に侵入してきたばい菌やウィルス、体内で発生したがん細胞などの異物を、免疫細胞によって除去して、体内の健康状態を維持しようとする生体機能です。

免疫力が弱まると、風邪を引く、アレルギーが発症する、がんになるなど様々な症状が現れます。その為、健康な体を保つ為には、日頃から免疫力を高めていくことが基本といえるでしょう。

がんの免疫療法とは?

がんの免疫療法とは、体内の免疫力を高めて、がんを減らしたり、根絶を狙ったりする治療法の総称です。

免疫療法は医学的に効果が認められているのか?

免疫療法の中には、投薬によって体内の免疫機能を活性化するものや、免疫を抑制する機能を阻害して免疫力低下を防ぐものなど、様々な種類がありますが、日本国内で医学的に治療効果が認められているものは、全体の中のごく一部になっています。

医学的に効果があるとされている免疫療法

2018年7月1日の時点で、日本国内で治療効果が認められて保険適用となっていたり、保険適用ではないものの先進医療として厚生労働省に認められたりしている免疫療法としては、複数の方法が存在します。

例えば胃がんに対する免疫療法として、国内の診療ガイドラインで推奨されている標準治療には、免疫チェックポイント阻害剤「オプジーボ」を使った治療があります。

免疫療法のリスク

免疫療法は、日進月歩で発展している治療法であり、標準治療として認められている免疫療法でも、全てのがん患者に対して効果があると限らないのが現状です。

また、抗がん剤に比べれば少ないとされるものの、投薬の副作用も報告されており、保険適用の診療であれ自由診療であれ、免疫療法を過信しすぎることは危険です。

セカンドオピニオンの重要性

免疫療法を実際に行う場合は、担当医とは別の医師にも意見を求める、セカンドオピニオンが重要とされています。

その免疫療法の効果が、本当にそれぞれの患者に対して期待できるのかどうか、色々な観点からきちんと検討することが大切です。

参考文献

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