アロマセラピーを胃がん治療の代替療法として用いた場合の、期待できる効果や注意点についてまとめています。
アロマセラピーとは、花やフルーツ、森などの香りをもつ精油を使って、香りを楽しんだり、リラクゼーション効果を得たり、心身のトラブルを回復したり、病気の治療や緩和のために用いられる治療法です。
胃がんをはじめとするがんに対しては、アロマセラピーは、がんの縮小や消失を目的としているわけではなく、がん患者の心理状態の改善を目指していて、とくに、不安やうつ症状など、精神的な症状の改善効果を期待しています。
その他、がんに伴う痛みや身体的症状の改善、抗がん剤や放射線治療の副作用の軽減効果が期待できます。
アロマセラピーにおいては、QOLの向上が改善するかどうかの臨床試験も多く行われています。その結果、普通にマッサージを行った場合よりもアロママッサージのほうが、精神症状に改善効果が認められたという報告もあります。
アロマセラピーで使用されるエッセンシャルオイルには、以下の作用があるといわれています。
アロマセラピーは、次のように体内に作用していきます。
アロマセラピーは、香りをかぐだけではなく、アロマオイルを使ってマッサージなどをした場合には、皮膚や粘膜からも吸収されて、効果を発揮するといわれています。
アロマオイルの原液は刺激が強いため、皮膚に使うときには、必ず希釈して使用します。原液を肌につけないようにしましょう。
希釈しても、皮膚がヒリヒリしたり赤くなったりした場合には、すぐに使用をやめて、病院で診察してもらいましょう。
希釈したものであっても、精油を飲んではいけません。
精油の中には、発がん性を有する可能性があるものもあります。アロマセラピーを行う場合には、必ず担当医に相談し、専門知識のある人に相談しながら行いましょう。
参照元サイト:がん研究開発費がんの代替医療の科学的検証に関する研究:補完代替医療ってなに?_アロマセラピー
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