胃がんのステージ1B期はどのような状態か。自覚症状や治療法、5年生存率について紹介します。
胃がんのステージ1B期は、ステージ1A期よりもがんが広範囲に及んでいる状態です。
1Bは、1Aと同じく、自覚症状はほとんどないと言われています。それでも、変にゲップが出たり、食欲がなかったり、嘔吐などの症状が現れる場合もあります。
胃がんのステージ1B期では、胃がんを取り除くための定型手術が行われます。その際、できるだけ患者の身体に負担をかけないよう、腹腔鏡手術が採られることが多いのですが、がんの深さによっては、開腹手術となる場合もあります。
腹腔鏡手術の場合、お腹に0.5~1cmの穴を4~5カ所に開けて、その穴から腹腔鏡というカメラや超音波メス、鉗子などの器具を入れて手術を行います。
腹腔鏡手術であっても、開腹手術であっても、切除範囲は変わりません。
腹腔鏡手術は、傷が小さくすみ、術後の痛みや他の臓器への影響も少ないことから、術後の消化管の回復が早いといわれています。
がんが小さく、リンパ節への転移が認められない場合には、縮小手術が行われる場合もあります。定型手術よりもさらに、身体への負担が軽減され、QOLも上がります。
このステージでの胃がんの再発は、切除できれば可能性は低いと言われています。再発の場合、5年以内に確認されることが多いため、それを過ぎても再発がなければ、ほぼ完治と考えられます。
ステージ1A期と同じく、早期に発見できれば生存率は高くなり、再発の可能性も低くなります。日頃から食生活などに気を配り、再発を防ぐためにも、免疫力をアップさせることが大切です。
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