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免疫力向上の注目成分『米ぬか多糖体』とは

がん細胞に作用するNK細胞を活性化させる効果があるといわれている米ぬか多糖体。いま、注目の成分です。米ぬか多糖体とはどのようなものか、なぜ免疫力を活性化させる効果があるのかなどについてまとめています。

目次
1.いま注目の米ぬか多糖体とは
2.米ぬか多糖体はとくにNK細胞に作用する
3.米ぬか多糖体はなぜNK細胞を活性化させるのか
4.米ぬか多糖体に関する論文発表
5.米ぬか多糖体に期待できるその他の効果

いま注目の米ぬか多糖体とは

米ぬか多糖体は、東京大学、千葉大学、慈恵医科大学など、国内外の28以上の大学や、病院との共同研究から生まれた、免疫を高める物質です。

世界54カ国で使用されていて、そのうち9カ国では特許を取得。開発から22年以上で57報の学術論文と、130回以上の学会発表が行われています。

米ぬか多糖体は、信頼できる研究実証に裏打ちされ、世界の医療現場で使用されている、いま、注目の成分なのです。

米ぬか多糖体は、免疫細胞を活性化したり、アレルギーなどの過剰反応を起こす免疫細胞を抑える、「免疫調整作用」をもつ米ぬか由来の物質です。

米ぬか多糖体はとくにNK細胞に作用する

ウイルスや細菌と戦ってくれるのが免疫細胞である白血球です。白血球は顆粒球、リンパ球、マクロファージで構成されています。ウイルスや細菌などの異物が体内に入ってくると、マクロファージがそれを丸飲みして消化(貪食処理)、その異物の情報を顆粒球とリンパ球へ伝えます。

リンパ球にはヘルパーT細胞、キラーT細胞、B細胞、NK細胞がありますが、マクロファージから知らせを受けると、リンパ球の司令塔であるヘルパーT細胞が「サイトカイン」などの免疫活性化物質を生産し、攻撃の戦略を立てます。

キラーT細胞は「殺し屋」の役割を担い、ウイルスに感染した細胞やがん細胞を見つけて排除していきます。B細胞は、抗体を産生する免疫細胞。ヘルパーT細胞から指令を受け、ウイルスなどの外敵や異物を攻撃する抗体を作り、異物を排除するサポートをします。一部のB細胞は、異物の特徴を記憶しておくことができ、おたふくやはしかなど、一度かかった病気にかからないのは、このB細胞の記憶のおかげで、すぐに抗体がつくられて異物を排除できるからなのです。

NK細胞は、「ナチュラルキラー=生まれつきの殺し屋」の名前の通り、常に体内をパトロールし、ウイルスに感染した細胞やがん細胞を見つけると、単独で攻撃します。

がん患者は、このNK細胞の数が減少していたり、活性が低下し、本来の働きができないことが多いといわれています。このNK細胞を活性化させることは、免疫力の強化になり、がん細胞に抵抗する力をつけることにもつながります。

免疫細胞の中で唯一、他の指令を待たずに、直接がん細胞を攻撃でき、かつ、強い攻撃力をもつNK細胞を活性化させることは、がん治療に欠かせないテーマになっています。

米ぬか多糖体はなぜNK細胞を活性化させるのか

米ぬか多糖体には、分子の小さなものと大きなものがあります。小さなものは腸壁から吸収されて、全身の免疫細胞の働きを正常化させたり、活性化します。大きなものは腸で吸収されないため、腸管を通って粘膜を刺激しながら、腸の免疫力を高める働きをします。

この分子の大きな米ぬか多糖体と、分子の小さな米ぬか多糖体が働くことで、体内の細胞が元気になり、人間が本来持っている免疫力を高めることができると考えられています。

米ぬか多糖体に関する論文発表

標準的な治療を受けた4期の胃がん患者に対して、米ぬか多糖体(MGN-3/※米ぬか多糖体の学術名)を1日3g摂取してもらう。

スキルス性胃がんで手術を受けるも癌性腹膜炎の合併があり、非治癒切除となった。平成13年8月に腹痛、腹部膨満感、貧血、食欲不振を訴えて来院。経口抗がん剤TS1-1の投与と療養(QOLをはかりつつ再発を防止し、延命効果を高める補完医療)を行う。

結果

NK活性が摂取前が25.6%だったところ、摂取後は38.6%まで上昇。

考察

摂取期間中に患者の栄養状態は良好で増悪は認められず、改善方向へ向かう傾向がうかがえた。NK活性は上昇傾向にあり、逆に米ぬか多糖体を摂取しない場合には顕著ではなかった。

米ぬか多糖体の長期摂取は、栄養状態の回復を補助するための食養生として有用性を示唆する結果が得られた。

引用元:『BioBran/MGN-3基礎と代替・補完療法への応用』,p.209~215,医薬出版

米ぬか多糖体に期待できるその他の効果

QOLの改善

QOL改善のグラフ
画像引用元:米ぬか多糖体免疫研究会
http://rbsnuka.com/ef01.html

胃がんの治療で問題となるのが、痛み、倦怠感、吐き気、食欲減退といったQOLの低下があげられます。このQOLが低下すると前向きな気持ちがそがれてしまい、治療に対して効果的な結果が得られないということもあります。 QOL向上に期待できるのが、米ぬか多糖体。205人の大腸・肺・乳・胃・子宮・肝臓他のがん患者を対象に、普段行っているがん治療にプラスして、米ぬか多糖体を摂取してもらったところ、摂取前後の痛み・倦怠感・吐き気・食欲すべてにおいて、QOLが改善傾向にあったという実証データがあります。

放射線治療の副作用軽減の可能性

放射線治療の副作用軽減のグラフ
画像引用元:米ぬか多糖体免疫研究会
http://rbsnuka.com/ef01.html

放射線治療を受ける、子宮頸がんの患者20人を2つのグループに分け、1つのグループには米ぬか多糖体を治療開始前から終了まで摂取してもらい、もう1つのグループは米ぬか多糖体を摂取せず通常の治療を受けたところ、米ぬか多糖体の摂取した方が、副作用の1つである下痢症状、改善傾向が観察されたとのことです。

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